どこかにマイルで福岡が当たったため、かねてより泊まってみたかった「NIPPONIA HOTEL八女福島商家町」にステイすることに。
最近は日本らしさのある旅にハマっていて、ホテルも和を追求したホテルを選ぶことが多いです。
そんな中でも私の推しはNIPPONIAホテル。
関東にはあまり存在せず、西日本に多く展開しているホテルブランドなので、西日本への旅の時はなるべくスケジュールを調整して各地のNIPPONIAに泊まるようにしています。
料金について
平日宿泊、2名1泊で夕朝食付き、62,280円でした。
最近はどのホテルも、予約の入り具合や需要率によって価格を変動する、ダイナミックプライシング制がとられています。
各予約サイトによっても価格が違うので、ぜひ見比べてみてください。
こちら↓から料金比較ができます。
アクセス
〒834-0031
福岡県八女市本町西京町204
今回は福岡駅でレンタカーを借りました。
福岡駅からは約1時間ほどで到着。
道中はのどかな風景が広がり、渋滞もなくスムーズに進めました。
ホテルの周辺
ホテル周辺は歴史を感じる建築物が保存されていて、散歩するだけでも楽しいです。
こちらはホテルの隣にある酒屋さん。
周辺では地域猫を見かけました。みんな人懐っこくて、目が合うと駆け寄ってきてくれます。
すぐそばに桜で有名な無量寿院があります。
春なら、昼だけでなく夜桜も気軽に楽しみに行ける距離。
チェックイン
江戸時代から続く清酒「福島正宗」の蔵元が、現在はNIPPONIA HOTEL八女福島商家町の客室とレストランになっています。
レセプションも趣があって素敵。
元は「福島酒造」の土間だった場所です。
素人でもエモい写真が簡単に撮れます。
ここだけ時が止まっているかのよう…。
チェックインが済むと、一番のお楽しみであるお部屋へ案内していただきます。
本日のお部屋 喜多屋別邸 | KITAYA BETTEI101
NIPPONIA HOTEL 八女福島 商家町は「旧大坪茶舗」と「旧喜多屋別邸」の2棟によって構成されています。
今回はレセプションとレストランのある、旧喜多屋別邸のお部屋「KITAYA BETTEI 101」のお部屋に案内されました。
次回はぜひ旧喜多屋別邸のお部屋にも泊まってみたいです!
レセプションの奥を右へ曲がると客室です。
靴はこちらの靴入れに収納。
KITAYA BETTEIは101から103まで、3部屋で構成されています。
窓枠や梁といった素材をなるべく当時のまま使っているので、こちらの廊下も歴史を感じる手触り(足触り?)ときしみがあります。
リビング
こちらはリビングです。
かつては母屋の居間として使われていたお部屋を、窓枠や梁といった素材をなるべく当時のまま使ってリノベーションしています。
ガラス戸もほぼ当時のまま保存されています。
リビングの横にはクローゼットが新しく作られています。容量もたっぷりで大荷物でも安心。
寒さ対策のための羽織物もこちらに用意してあります。
欄間や床の間などの設えも、一部を改修しつつ残されています。
居間から寝室、床の間に続いている廊下には、カーテンではなく御簾(みす)が。和の雰囲気をすみずみまで感じられて最高です。
「御簾を下ろして回る」という体験はなかなかできませんから、とても貴重ですよね。
トイレ前の手洗いも、かつて使われていた台所の水洗をそのまま活用。すごくエモい…。
ウェルカムスイーツやお土産など
リビングの机にはウエルカムスイーツの抹茶バウムクーヘンと、公式サイト予約特典のお土産用缶入り緑茶、アメニティキットが用意されています。
さすがはTEA HOTELをうたうだけあって、お茶へのこだわりを感じます。
手のひらサイズのお茶缶は「茶屋矢部屋 許斐本家」の煎茶です。もちろん八女茶。
ミニばー
リビングのミニばーです。
八女茶は緑茶のほかに紅茶もあります。紅茶派の私たちは大喜び。もちろんオリジナルブレンドのコーヒーもありますよ。
戸棚の扉を開けると冷蔵庫が。
スパークリングワインは予約特典でいただいたもの。(ノンアルにしていただきました)
サーバーの緑茶は、お土産のお茶缶と同じ矢部屋許斐本店の煎茶で、無料。
その他は有料になります。
洗面所とお風呂
こちらは洗面所になります。
水回りはきれいにリフォームされており、不便さはまったく感じません。
こちらはヒノキ風呂。広々としていて大人二人でも余裕。
カップルや家族連れにもおすすめです。
公式サイト予約特典の日本酒風呂用の日本酒が用意されています。
また麻の袋には茶葉がはいっており、緑茶風呂も楽しめます。
私たちは夜に日本酒風呂、朝に緑茶風呂を堪能しました!
夕食
本日のメニューはこちら!
- 小さなお楽しみアミューズ
- 桜鯛のマリネ ブロッコリーのタブレ 柚子のクーリ
- 新玉ねぎのポタージュ
- スズキのコンフィ
- 船小屋牛のロティ赤ワインソース
- 八女茶そば
- 福岡産イチゴ 苺と甘酒のソース ラングドシャのクルーズ
小さなお楽しみアミューズ
ナスのムースとコンソメジュレ、糸島豚のムース シュー挟み。
ナスのムースはスモーキーなナスのトロミとコンソメジュレが良く合う~!
一口サイズのシュー。
塩気強めな豚のムースとシューが意外とよく合う!
桜鯛のマリネ
食レポ苦手なので上手く表現できないのですが、とにかく美味しかった…(笑)
上から桜鯛のマリネ、ブロッコリーのタブレ、一番下がもち麦とクラゲです。
新鮮な桜鯛と、柚子と海苔の佃煮のソースがよく合っていて、絶妙なお味でした。
新玉ねぎのポタージュ
本来はエスプレッソされたミルクのふわふわ泡が乗っているのですが、苦手だったので外して作ってもらいました。
玉ねぎが濃厚で、付属の玉ねぎフリットもサクサク♪とっても美味しかった~!
スズキのコンフィ
メニューではスズキでしたが、都合により?鰆に変更されていました。
鰆は身がふわふわでした。皮はカリカリになっていて、食感の対比が楽しい!
アサリのソースにはドライトマトのアクセント。
中東風の味付けで美味しい。
春キャベツとえんどう豆も美味しかった。
船小屋牛のロティ赤ワインソース
アップグレードした博多和牛と甲乙つけがたい美味しさ。
どちらもそれぞれの旨味があって、これは好みの問題ですね。
博多和牛フィレ肉の一皿(アップグレード)
プラス3,630円でお肉をアップグレードしました!
博多和牛は柔らかくてジューシー。肉の旨味が口いっぱいに広がり、マゼラソースとの相性も抜群♪
人参とみかんのシャーベット
口直しのシャーベット。
さっぱりなお味で、普通に一皿食べたくなる~。
八女茶そば
シメに食べる茶そばは実に美味い!
香り高くて風味豊かな八女茶のおそばと、めんつゆの甘辛さが絶妙にマッチしています。
福岡産イチゴ 苺と甘酒のソース ラングドシャのクルーズ
甘酒のソースがこれまた絶品。
ラングドシャのサクサクと苺の甘酸っぱさ…最高です。
あまおう苺のスペシャルデセール(アップグレード)
プラス605円でアップグレードしたスイーツ。
苺とホワイトチョコがカップになってるんですよ!
すごく手の込んだ、芸術作品みたいなスイーツで、食べるのがもったいなかった…。
お茶菓子
食後の紅茶と共に。
抹茶のフィナンシェとあまおうのブラウニーです。
チョコペンでメッセージとイラストが描かれています。すごいな!
ドリンクメニュー
夫は和紅茶と日本酒のティテールを。
私はお酒が飲めないので、ノンアルコールの八女茶のモクテルにしました。
ライムとグリーンアップルと緑茶のモクテルなので爽やか。
氷も緑茶氷になってます。
朝食
朝食はまずお茶を点てるところから始まります!
お茶をいただいたことはありますが、自分で点てたことはないので楽しかったです。
と言っても、そんなに本格的で難しいものではないので安心してください。
お抹茶とお湯を茶筅でまぜ、泡立てるだけの簡易的なものです。
自分で点てたお茶だと思うと、美味しさもひとしおです。
- がべ煮
- ヤマメ
- お茶漬けセット
- ほうじ茶の葛切り
- 茶碗蒸し
- お豆腐のゴマダレ
- 牛肉のしぐれ煮
- お味噌汁
ヘルシーで体に良さそうな朝食メニューが並びます。
がべ煮とは福岡県の郷土料理で、鶏肉や野菜を甘辛く煮込んだ煮物のことです。
筑前煮に似た感じの煮物でした。
お茶漬けもお好みで作れるので、普段は朝が食べられない私もサラサラ~っとかきこむことができました。
デザートは地元のブランド、キラキラキウイ。甘くて美味しい。
施設や人の雰囲気について
歴史ある酒蔵をリノベした施設は特別感がありますし、周囲も落ち着いた雰囲気の静かな町なので、かなりリラックスして過ごせました。
スタッフの方の接客も素晴らしいですし、町の人たちもフレンドリー。
八女に暮らすような滞在ができて大満足です。
どういう人におすすめ?
- 八女の歴史や文化に興味がある人
- 八女茶や玉露などの高級茶葉に魅力を感じる人
- 分散型ホテルや歴史建築に泊まってみたい人
- 八女の自然や食材を堪能したい人
- 八女のまち全体をホテルとして楽しみたい人
- 都会の喧騒より静かなステイを楽しみたい人
おすすめの過ごし方
NIPPONIA HOTELはコンセプトとしてテレビを置いていません。
普段ついついテレビをつけてダラダラ過ごしがちですが、スマホも手放して読書をしたり八女茶を楽しんだり、デジタルデトックスするのがおすすめです。
周囲にはお茶屋さん、酒屋さん、お寺、カフェ、雑貨屋さんなどがあり、それを回るだけでもかなり楽しめます。
観光客もあまりいないので、静かに大人の旅を楽しめますよ!